ゴルフ5 AT変速不良の修理(オートマ変速不良)
症状:3-4速の時エンジン回転数が上がると共に、、ブレーキがかかったようになる。
走行距離は78000k程です。
実際にオートマを下ろして分解してみるとやはり、
k2クラッチが焼けていました。鉄板だけになっています。
バルブボデイ交換では完治しません!
ゴルフ5のオートマの変速不良で入庫しました。
3−4速が滑るということでしたので、油圧系統に
異状があとる考えていましたが、実際に試乗すると
3−4速のシフトアップ時にエンジンストールして、
ブレーキがかかったような症状になりました
クラッチ板の表面の素材が完全に剥離しています。
←ゴルフ5のK1クラッチ板です。
車両が入庫するまでは、単にバルブボデイの修理で
完治すると思いましたが、そうではありませんでした。
このケースはオートマ内部のクラッチが損傷している
可能性があります。
ゴルフ5は1−4速まではk1クラッチが作動します。
4−6速はk2クラッチがバトンタッチして作動します。
ということは、k2クラッチに問題があるということです。
正常なクラッチ板は左側です。右は焼けて表面が剥離し、
鉄板だけになっているクラッチ板です。
←バルブボデイ交換で完治しない理由!
k2クラッチを拡大したものです。
K1クラッチのピストン部です。オイルシールが焼けて、
硬化しています。こうなれば油圧がかかりません。
:原因はやはり、ATFの劣化です。ATFが高温になり、
バルブボデイの作動に異状が出て、十分なATFの循環
ができなくなってしまったのだと考えられます。
対処: K2クラッチ板及びそのピストンシールを
交換して完治しました。
ゴルフ5及びトゥーランなどのオートマのオイルは定期的に交換しましょう。交換しなければ、上記の
用になる可能性があり、高額な費用の出費となります。
株式会社カーサポートKAWASE TEL 0748-24-0089