BMW ZF6HP16/6HP21/6HP24/6HP26オートマ修理(全てのタイプのAT修理可能)
BMW X6オートマ故障で入庫です。 故障コード・004F83,004F85
BMW X6ATオーパホール H21/3 ABA-FG44 ZF6HP28X
故障コード004F83,004F85-EGS変速比モニタークラッチC及びクラッチE異常です。バルブボデイの故障ではありません。
パワートレーンに問題があります。ATを下ろしての分解整備が必要となります。
ZF製ATのウイークポイントはパワートレーン
BMWは整備する側のことを考慮して設計されています。ATはZF6HP28X(6HP26Z)
トルコン挿入部にラスペネを噴霧すると抜け易い。自家製のATハンガーです。
FRのATであれば、殆どキャッチできます。回転させながら好きな位置で整備できます。
こんな感じです。メカトロを取り外しました。ZFのメカトロは殆ど壊れません。
プロペラシャフトを外すのに、特殊工具が必要です。50mmのワイドモンキーがあればできないことはないが・・・・?
クラッチEとクラッチCの変速比モニター不良(004F83,004F85)
ZF製ATの場合、クラッチの故障コードが入った場合、すでに記載したように機械的な原因が主です。
バルブボデイを修理しても完治しません。(これまでの経験から)パワトレーンに問題ありです。
但し、変速ショックなどの場合はバルブボデイに原因があります。
メタルブッシュの圧入サポート治具を作成しました。
ZF6HP28Xのブッシュ圧入治具を旋盤で作りました。A-Dクラッチのブッシュは径が異なるので
それに合わせて一個ずつ作る必要があります。これぐらいの治具はすぐにできます。その結果ブッシュは奇麗に挿入できます。
6HP28X用のブッシュ圧入治具を作成しました。 6HP28Xのブッシュです。(6HP26Z)
YouTubeなどではブッシュをベアリングサポートなどで叩き込んでいますが、スマートなやり方ではないです。
その結果シャフトが挿入できない場合が多いようです。参考にしてみてください。ブッシュは対策品です。
抜き取ったATFです。真っ黒です。 バルブボデイのO/H
プロペラシャフト取付は特殊工具にて行います。 最後にセンタボルトを締めます。 最初にデスクジョイントを取りつけます。
修理完了です。試乗しましたが、静かにショック等もなく変速します。
今回の修理は、パーツが一度に揃えば1週間もかかりませんが、部品が国内からは取れないため、
海外からとる必要があります。その為部品によっては入荷するタイミングが異なります。
これで時間がかかるわけです。部品がすべて揃ってから一気に組み立てていくのが最善です。
ZF6HPはいつでも修理できます。6HP19/6HP21/6HP24/6HP26/28Xなど変速比モニターの故障コード
が出た時などは是非下記までお知らせください。リーズナブルな修理をご提案いたします。
株式会社カーサポートKAWASE AT担当迄 TEL 0748-24-0089 FAX 0748-24-93
完了
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