アウデイSトロニック(DSG7AT)不調の原因と対策

 アウデイSトロニックは軽快に走るトランスミッションですが、不調が多い車両の一つです。
メーカーではメカトロ交換又はAT載せ替えとなります。ユーザーにとってはかなり深刻な状況です。メカトロニックを修理するショップもいくらか出てきました。
 その場合の対処できる修理は殆どの場合、修理キットを用いた修理です。再発する可能性もあります。なぜなら対策部品に交換されていないケースも多いからです。

 弊社は長年AT修理専門の整備工場としてATF全量交換/バルブボデイ修理/ATのオーバーホールなどをメンテナンスしてきました。その経験と実績はホームページに一部掲載している情報からも推し量っていただくことができます。

AT不調の原因は何か
 ・その一つにOILの劣化にあります。OILのスラッジにより、流動性が悪くなり作動不良の原因となります。又クーリングシステムで効率の良い冷却が
難しくなります。
 ・電気部品にスラッジがダメージを与えます。ソレノイドバルブが正常に作動しなくなります。特にプランジャのブッシュにひずみが出て正常な作動ができなくなります。*抵抗値は正常だが、作動不良を
起こします。メーカーや他ショップではこの点でソレノイドに問題がないと判断しています。経験がないからです。


AT不調の対処はどうすればよいか
 ・まずATF又はDSG(DCT)OILを定期的に交換してOILの流動性を良くしてスラッジを溜めないようにすることです。多少のスラッジは出ますが、ダメージを与えるほどにはなりません。
 ・メカトロを修理する場合
必ず、ソレノイドを分解修理するか或いは新品に交換します。(対策品パーツが組込まれている)
その他に圧力センサーなども点検し必要であれば
交換する。
 ・DSGオイルを充填する場合
温度が重要です。メーカー指定の温度で良を合わせます。神経質になる必要はありません。

 ・最後にテスターにて基本調整と走行によるアダプテーションを行います。


左:アウデイA4DSG 右:アウデイA4 ソレノイド分解

Sトロニック修理は可能です。希望される方は下記までお知らせください。
株式会社カーサポートKAWASE
TEL 0748-24-0089 AT担当迄
                   

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